メバルカップ2011大会の参加の終了後、Y見さんと合流し、
そのまま貝塚周辺で、ここのところ泉州一帯で釣れているという
スルメイカが釣れるか調査を行なった。
このスルメイカというのは回遊性のため、
「群れが入ってきていること」、
これが釣れるための絶対条件のようだ。
2~3匹だけフラフラ泳いでくるのではなく、群れで回遊するため
釣れればたくさん釣れる可能性があるが、逆に回遊がなければ
大きな風呂場にエギ(ルアー)を投げているのと同じだ。
ポイントに到着すると、先ほどまでの風がまだ止まないようで
海もまだ荒れたままだ。
まわりには同じように釣れているという情報を聞いて、スルメイカを狙いにきた
エサ釣り師が数名いた。
対スルメイカ用 自作エギミノー
これで釣れたら詳細およびアクションは記事にします
早速はじめるが、何度キャストしても二人とも
全くアタリ無し。
まわりのエサ釣り師も釣れていない。
残念ながら本日は ”
回遊無し ” のようだ。
そしてもうひとつ、やっかいな問題があった。
蚊が大量に発生している
ヘッドライトでも付けようものなら、あっと言う間にまわりは蚊だらけになる。
素肌が出ているところを目敏く集中的に狙ってくるので
手の甲を10箇所ぐらいは刺され、
痒くて集中できなくなってきた。
スルメイカが回遊してくるかどうかわからなくても、期待して気長に待つ
という考え方もあるが、居れば蚊の餌食になるだけで、この時点で
スルメイカの回遊もないなら、さっさとここは退散するのが賢明だ。
これ以上、自分の蚊に献血して子孫を増やす手助けはできない。
このポイントだけではないが、これからの季節、
殺虫スプレー持参は必須だ。
おそらくこの近海で、今日は回遊していないと考えてスルメイカは諦め、
やむなくメバルの調査に切り替えようということに。
次に浅場の
尺メバルが釣れるか、
というより先ほどまでの二人の状況からしても、とりあえず
1匹でもメバルが
釣れるかという小さな目標を掲げてポイントへ。
まずは、
プラグから試した。
反応無し
そして
ジグヘッド+
マゴバチで。
反応無し
そしてまたプラグで、と何度も繰り返し色々とルアーチェンジしたり
レンジやアクションを変えてもやはり
明確な反応無し
そしてようやく
ジグヘッド+
マゴバチのノーマルリトリーブで
ゴン、ゴゴゴン
” きたっ ”
結構最初の引きは良かったものの
タケノコメバル 13cm
” ちいさー ”
とりあえず一匹というところだ。
その後、
全くアタリ無し。
Y見さんも同様のようだ。
するとスローな釣りのメバル釣行での
特有のクセがでてきた。
眠たくなってきたのだ・・・
半分寝ながらルアーをチェンジし、なんとなくキャストしていると
ここで
目の覚めるような出来事が!!
(今回は事故ではありませんよ)
スローでリトリーブしていると何やら引っ掛かりがある。
グー、グー
ここは流れが比較的早いため、藻でも引っ掛かったのかと思ったが
そのままラインを巻き続けると
グィーン、グィーン、グィーン
ロッドが鈍くゆっくりしなる。
” ん?! 何やこれ?? ”
ゴンッ、ゴンゴンッツ、ゴンゴンッゴンッ
急に引き始めた!
ギリギリギリギリギリー
ドラグが鳴り、ラインをどんどん持っていく。
” うわっ、何やこれ!? めちゃめちゃ引くやん!? ”
ギリギリギリギリギリー
いつまでたってもドラグは鳴りっぱなしで、出て行くラインが止まらない。
だからと言って、このメバルタックルなので無理もできない。
ちなみにラインは
PE0.4号、リーダー
2.5db、
ロッドはソリッドティップで、リールは1000番、
ワームは
マゴバチ。
こんなタックルでは
無理したら何一つとっても一瞬で終わりだ。
シーバスタックルなら無理もできるが、恐らくシーバスタックルでは
今回のような繊細なルアーアクションができないため、バイトしてこなかっただろう。
仕方なく、ここは時間を掛けてドラグも調節しつつファイトするしかない。
しかし
ギリギリギリギリギリー
いつまでたってもドラグは鳴らし続けてラインを持っていく。
ものすごいパワーだ。
相手は全く疲れない様子で、ほとんど休まない。
それでも少し動きが止まれば、すかさずリールを巻くが、
また直ぐに息を吹き返したようにラインを持っていかれる。
そして一旦、水面近くに浮いてきたとき、暗闇なのではっきり見えないが、
Y見さんが
” エイ ? ”
と言ったが時期も早すぎるし、多分違うだろうとお互い話した。
しかしまた直ぐに下へ潜り横走りし始めた。
少し弱ってきたかと思ってラインを少し力を入れながら巻いていくと
また息を吹き返したように、ゴンゴンと引き始める。
ギリギリギリギリギリー
一向にひるまない・・・
ゴリゴリ、ゴリゴリ
ギリギリギリギリギリー
ラインを巻いている最中にも持って行かれている。
まるで3歩進んで2歩下がる人生と同じように、
3巻きして同時に
2巻き分持って行かれる感覚の繰り返しで
いつまでたっても、なかなか近くに引き寄せられない。
私自体がこのファイトで立ち位置を余儀なくかなり移動させられ、
普通、人が入らない斜面近くに立って踏ん張っていたため、
腰が痛くなってきた。 腕もだるい。
そしてついに
プンッ
とうとうフックアウトしてしまった・・・
およそ
15~20分くらいのファイトで
ラインが切れないように
ロッドが折れないように
フックが曲がらないように
何よりもバレないように
と神経を尖らしながらだったため、普段疲れない私でもかなり疲れた。
私の横でサポート体制で着いてくれていたY見さんも
一気に気が抜けたようで、半ば
戦意喪失。
しかし、この出来事でいろいろと判明した。
あれだけのパワーで引かれても
ソリッドティップのメバルロッドは耐えることができた。
極細のラインやリーダーでも耐えることができた。
コブラ29のジグヘッドのフックは結構強かった。
ロッドの立て方とドラグの調整をうまくやればなんとかやり取りはできる。
結局フックアウトしたので正体はつかめなかったが、
シーバスならエラ荒いするはずだし、こんな長い時間体力も続かないので
あとは大型の
チヌもしくは
キビレだろう。
一度浮き上がったときの感覚から
ボラではなさそうだ。
その後は全くアタリもなくので、ポイントを移動。
結局、肝心のメバルの釣果自体は厳しいものに終わった。
これで
今季のメバリングはとりあえず終了にする。
次に常夜灯下の
アジ調査を行なおうとしたが、
目ぼしいポイントがあまりにも
ゴミだらけで水質が悪く、
ほとんど生命感がないため、中止してそのまま本日は納竿。
アジ調査も次回以降にお預けだ。
スルメイカは、回遊の有り無しだけが頼りなので
回遊情報にアンテナを張りタイミングをうまくキャッチして
即行動することが釣果への近道だ。
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