釣り場のマナー <Part1> ゴミ
釣り場のマナーについて触れておきたいと思います。
ではマナーとは何か?
1.釣り場の環境に対して
2.他のアングラーに対して
対象は2通りあります。
他のアングラーに対してのマナーは別の機会として、今宵はまず
釣り場の環境に対して
を取り上げたいと思います。
一番に思いつくのはゴミの放置でしょう。
今の時期、タチウオとサビキ釣りが全盛期を向かえ、この時期になると必ず各釣り場で
ゴミ問題が取り上げられる。
実際、釣り場に行くと誰でも気づくのが足元に散乱しているゴミ ごみ ゴミ ごみ・・・
特に目立つのは、
1 キビナゴや撒き餌の空箱
2 余ったキビナゴ
3 使用済みケミホタル
4 絡まった仕掛け
5 仕掛けなどの包装袋
など
特に1~3は毎回毎回 必ず目にする。
それ以外にも
・ジュースの空き缶
・弁当や食べ物の空箱(コンビニの袋に入れてご丁寧にくくっている)
・タバコの吸殻
・切り落としたタチウオの顔
・イワシやアジ、フグなど釣り捨てた魚
などなど
では、なぜアングラーはゴミを捨てるのか?
<本音>
もって帰るのが面倒くさい
<いけないと思いながらもゴミの放置を正当化させる理由>
・みんなも捨ててるから
・広い場所だから自分のわずかなゴミぐらい
だろう。
しかしタチが悪いのは
ゴミを放置することを全く気にしていない者
がいるということだ。
恐らく育ちの問題が大きく関わっているのでしょうが、全くもって迷惑な者である。
では誰がゴミを始末するのか?
ゴミは風などで飛ばされて海に落ちるか、テトラや波止場に溜まる。
そして波止場に溜まって滞留した場合、 人 が始末することになる。
その ” 人 ” とは
・その地を管理している団体
・漁業関係の方
・販促目的も含まれる釣具屋の慈善事業
・心有る地元の一般の方やアングラー
になる。
結局、ゴミを捨てたアングラーは、一切ゴミを始末することなく、釣りをするという好きなことだけをして
後始末はできない、まさに子供レベルの行為である。
あまりに有名な泉佐野食品コンビナートは、アングラーが掃除するのではなく、
周りの企業さんがボランティアでゴミ袋を各所に設置し、そのゴミを回収してくれているのだ。
別に企業として利益にならない、何の特にもならないことで、尚且つ他人のゴミを始末するという
そんな有難いことをして頂いているにも関わらず、平気でゴミを集めもせずに散らかして帰っていくものも多い。
そのようにゴミを放置していた方が、もし訪問者でいらっしゃるなら今一度考えて見て欲しい。
釣り場が自分の家、部屋なら同じように
ゴミを散らかしたり放置しますか?
自分の家に他人がゴミを放置したらどう思いますか?
必ず自分のゴミは自分で集めて釣行終了時に集めて持ち帰る、
もしくはゴミ捨て場がある場合はちゃんとそこに捨てていきましょう。
できれば自分のゴミだけでなく、近くに落ちているゴミも拾いましょう。
自分のゴミでなくても、一緒に拾って捨てても特に大変なことではないはずです。
と、ここまではどなたも思うことでしょう。
私がお勧めするのは、更に一歩踏み込んで
ゴミを捨てている者を見たら 迷わず 即、注意する
ということです。
そしてそれでもゴミを拾わないという態度であれば、
目の前で拾って一緒に捨ててあげ、見本を見せてあげましょう。
そういう相手は年齢に関係なく、中身は幼い子供ですから。
いくら注意しても無駄で、捨てる能力を持ち合わせていないどころか、
なぜ注意されなければならないのか、などと逆に攻撃性をむき出してくるでしょう。
そういう精神的に幼い子供の方たちは大人が構ってやらないと何もできません。
私が見る限り、常連の釣り師や腕のあるアングラーは環境やマナーのことを考え、きっちりゴミの処理を
しているようです。
マナーが悪いのは、その釣り場に滅多にくることのない軽い趣味的なアングラーや、
どちらかというと年老いたエサ釣り師、流行やうわさを聞いて来たレジャーフィッシング家族
が多いように見えます。
誰しも100%完璧にはゴミ処理ができないとは思いますが、
ゴミを捨てないという強い心掛け
と
他人をも整然と注意できる強い心
が大切ではないしょうか。
綺麗な釣り場は気持ちがいいものです。
アングラーが意識して
海を綺麗にしていきたいものです。
みなさんはどう思われますか?
どうお考えになりますか?
追記:現場のゴミ写真
泉大津 旧水上警察前にて2010.10.29 23:30 撮影
夜間に撮影のため少し見づらいが、逆に夜間の暗い時間帯でもこれだけゴミが目視できる
ということだ。
足元のタバコ
波止場の片隅
弁当の空き箱 in ビニール袋
あなたにおススメの記事
関連記事